社会福祉法人共生福祉会 福島美術館

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平成19年福島美術館新春吉例

「めでた掛け」〜めでたい掛け物大集合〜

会期:平成19年1月5日(金)〜2月28日(水)

昭和55年の開館以来、開催している福島美術館の新春吉例の展覧会「めでた掛け」は、新年をお祝いする展覧会です。
殺伐とした世の中で、昨今「めでたい」という言葉の意味を考える余裕さえ失われつつあります。しかし「事無く、生きること」こそが本当の「めでたさ」に通じると思われます。
今回は5つのキーワードを設け、めでたい掛け物をご紹介します。
第1のキーワードは、「不二・不死」。新年がおめでたいのは、年(とし)の神様からみんな等しく年(とし)を1つずついただけることです。頂いた年を大切にしたいものです。
第2のキーワードは、「家族(夫婦・親子)」。家族・家庭の中にはささやかな幸せがあるものです。ぬくもりのある居心地のいい関係が作れたらいいですね。
第3のキーワードは「長寿」。昔、医療の未発達により「長生き」は貴重なこと、おめでたいことでした。現代も様ざまな哀しい事件・事故が起こる中で、「長生き」はやはり貴重なおめでたいことといえます。
  第4のキーワードは「財運」。豊かな生活を送りたいと願うのは、昔も今もかわりません。
第5のキーワードはやはり季節柄「学業成就」。努力すれば、全てが報われるわけではありませんが、それでも、これまでの努力の成果を出し切って、「夢の扉の一歩」が開かれることをお祈りします。
描かれた時代は違っても、それぞれの時代を生き抜いた人々の心や願いはかわりません。
年の始めの展覧会で、皆さま一人ひとりの心の中に「幸せ」を見出してください。

■主な出陳作品

※印は郷土に所縁のある作品です。絵画は江戸時代から昭和初期の作品。

  • 「七富図」※ 佐久間晴嶽(さくま せいがく)筆 <富士、ふくべ、福禄寿・・・これぞ、ラッキーセブン>
  • 「富士に松図」※ 東東洋(あづま とうよう)筆/南山(なんざん)賛 <長生き同士で富士のコラボ>
  • 「富士図」※ 中村不折(なかむら ふせつ)自画賛 <富士ビールラベルの図案>
  • 「松齢鶴壽図(双幅)」※ 遠藤速雄(えんどう はやお)筆 <夫婦・親子は仲が良いほうがよい。>
  • 「松に鶴図」※ 菊田伊洲(きくた いしゅう)筆 <おめでたい定番です>
  • 「松・竹・梅の図(和漢諸家粉本画巻より)」 狩野探幽(かのう たんゆう)筆 <歳寒三友ともいいます>
  • 「福禄寿・鶴亀図(三幅対)」 狩野栄信(かのう ながのぶ)筆 <福も禄も、寿も1人で面倒みます!>
  • 「鶴に旭日図」※ 東東洋(あづま とうよう)筆 <まんまる、円満がなによりです>
  • 「高砂図」※ 佐久間鉄園(さくま てつえん)筆 <偕老、まさに夫婦の理想です>
  • 「宝船図(粉本巻物より)」 野口北川(のぐち ほくせん)筆 <いい初夢をみるには、コレですね>
  • 「福神図(双幅)」※ 佐久間六所(さくま ろくしょ)筆 <欲張らないことが大事だそうです!>
  • 「三平二満図」※ 東東來(あづま とうらい)筆 <やっぱり、福はふくよかです>
  • 「大黒天図」※ 盤龍禅師(ばんりゅう)筆 <打出の小槌が振られて、みんなに福が届くいいですね>
  • 「弁財天・牡丹図(三幅対)」※ 伊達綱宗(だて つなむね)筆 <学芸の女神・弁才天ともいいます。>
  • 「渡唐天神図」※ 菅井梅関(すがい ばいかん)筆 <うれしい梅便りが届きますように>

工芸品として
置物「堤焼布袋」「大黒さん」、俵型茶碗、富士図茶碗など館蔵品の中から絵画・やきものを、約50点展示ご紹介いたします。

 

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