社会福祉法人共生福祉会 福島美術館

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平成19年度春の企画展

郷土の文化掘り起こし(1)「無法」という名の画家

会期:平成19年3月29日(木)〜5月31日(木)

平成19年度福島美術館の展覧会は郷土の作家を掘り起こしてご紹介します。
少し昔、仙台に「無法」という画号をもつ画家がいました。
本名は錦戸宇内(にしきど うない 明治4〜昭和19 享年74歳)といい、旧七北田村菅間(ななきたむら すがま)に生まれました。旧第二高等学校在学中に足を傷めて、自分の好きな絵の道を歩むべく、東京上野の東京美術学校に編入します。同期には近代を代表する日本画家・横山大観(東京美術学校一回生ー明治22年入学)がいたそうです。裕福な環境に育った無法は、しかし、仙台に戻ってからは、馬術をしたり弓道師範として弓を引いたり、日本武徳会副会長を務める中で、展覧会に出品することなく、また、生涯お金をもらって作画することもなく、気のむくまま好きな絵を描きました。
言ってみれば、文人(ぶんじん)のような生活を送っていた画家・無法を知る人はあまりいません。作品はごく身近な方への記念や神社仏閣に揮毫奉納したものが現在数点残されているのみです。火災で焼失したり、世代が代わって行方が分からなくなってしまった作品もあります。
残された数少ない作品からは、東京で学んださまざまな手法を試みていたことが窺われます。画壇で活躍することがなかったため無名に近い作家ですが、今回ご紹介することで、郷土の文化を掘り起こすきっかけになればと願います。
関連作品として、同時代の作家の作品もあわせてご紹介いたします。

■出品作品

  • 錦戸宇内筆「鍾馗図」一幅(錦戸利子氏蔵)
  • 「父・景訓像」額一面(同上)
  • 「母・順像」額一面(同上)
  • 「水墨山水」額一面(個人蔵)
  • 「春景山水図」一幅(錦戸光一郎氏蔵)
  • 「夏景山水図」一幅(同上)
  • 「秋景山水図」一幅(写真右・同上)
  • 「釈迦多尊者図」一幅(仙台市 覚範寺蔵)
  • 「須佐之男命図」(写真展示・仙台市 須賀神社蔵)
  • 宇内所用エアブラシ2個(錦戸光一郎氏蔵)
  • 「錦戸家系図」一巻(同上)
    など 写真・絵画・宇内関係資料 約20点

<福島美術館所蔵品の中から絵画・工芸品も展示します。>

  • 遠藤速雄筆「猫に罌粟図」
  • 寺崎広業筆「牡丹図」
  • 川端玉章筆「山水図」
  • 高島北海筆「山水図」
  • 小杉放菴筆「雉図」
  • 熊耳耕年筆「加賀千代女図」
  • 近藤浩一路筆「詩仙堂図」、金海茶碗(朝鮮)銘「垂桜」など約20点。

(※一部変更する場合がございます。ご了承下さい。)

ギャラリートークは3階展示室で行います。(観覧券をお求めください)

(1)4月14日(土)14時〜「祖父・宇内を語る」錦戸光一郎氏
(2)5月12日(土)14時〜 当館学芸員

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