社会福祉法人共生福祉会 福島美術館

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平成25年度福島美術館 秋の展覧会
「ふむふむ、なっとく! 仙台藩の手文庫」

会期:平成25年9月19日(木)〜11月24日(日)

休館日:毎週月曜日(但し、休日は開館)、第一日曜日、祝日の翌日(9/24、10/15、11/5)
時 間 9時〜16時30分
料 金 一般300円、学生200円(高校生以下、70歳以上、障がい者の方は無料)

仙台藩祖・伊達政宗公は書や茶道の世界でもその名を知られた大名ですが、そもそも伊達家は代々教養と文化を大事にする大名家だったそうです。仙台にある福島美術館には、伊達家が大正時代に「売りたて」を行う以前に直接入った資料や、福島家が蒐集した伊達家に関連した資料が数多くあります。それらは、いわば仙台藩が蒐集し大切に保管していた「コレクション=手文庫」といえるでしょう。江戸時代の仙台藩の手文庫は、明治時代以降に福島家の手文庫となり、長い時を経て、昭和・平成の世まで繋がりました。

福島美術館は街のちいさな美術館ではありますが、これからも「仙台藩の手文庫」を大切に継承・研究・公開して、歴代藩主と家臣たちの教養の深さを皆さまにご紹介してまいります。

また2013年は藩祖・政宗公が慶長使節団を石巻・月の浦港から派遣して400年になる記念すべき年にあたります。福島美術館では慶長使節に関する古い図書資料をご紹介します。

出品予定の主な作品・図

(※期間中、展示替えあり、また、展示変更もあります)

  • 1.「宸翰」伏見天皇筆(伊達家に伝わった宝物)
  • 2.「書付」徳川家康筆(贈り物の目録も宝物)
  • 3.「書状 茶の湯の稽古」伊達政宗筆(今回は真筆・複製の競演)
  • 4.「書状」伊達輝宗筆(藩祖・政宗の父の戦の様)
  • 5.「政宗殉死衆自詠扇面和歌書」(家臣たちの最期の和歌)
  • 6.「貞山公御歌 近衛基煕添削」(四代藩主が藩祖の和歌を天皇へ献上)
  • 7.「片桐且元宛書状」近衛信尹筆(どちらも超ビックな名前)※修復完了
  • 8.「達磨画賛」伊達光宗筆(今となっては幻の三代藩主)
  • 9.「白衣観音夏冬山水図(三幅対)」伊達綱宗筆(師匠の狩野探幽、画員の菊田伊洲の作品との競演)
  • 10.「和歌短冊」三沢初子筆(四代藩主の生母、歌舞伎『伽羅先代萩』・政岡のモデル)※修復完了
  • 11.「姉への書状」伊藤七十郎筆(牢中で筆を口にくわえて書いたと伝わる手紙)
  • 12.「消息」伊達綱村筆(外出から帰宅が遅くなった理由アレコレ)
  • 13.「高泉性敦画像」藤原種信筆(黄檗の肖像画は極彩色の真正面向き)
  • 14.「後京極良経 京極定家像(双幅)」伊達吉村筆(宗家を継いだのは政宗の曽孫)
  • 15.「柿本人麻呂画賛」狩野典信筆・近衛内前賛(五代藩主の絵画の師匠の一人)
  • 16.「鷹図(双幅)」菊田栄羽筆(藩画員。幼鳥から成鳥への羽の生え変わり)<写真>※修復完了
  • 17.「和歌短冊」近衛氏年子筆(七代藩主の正室は京都のお姫様。供養のため仙台に黄檗寺院を建立)
  • 18.「若衆花魁図(双幅)」忠岡三千子筆(江戸時代の女流画家=実は惇君の侍女、他2点)
  • 19.「雨中瀧図」菊田伊洲筆(谷文晁とも交流した異色の狩野派の仙台藩画員)
  • 20.「夏景山水図(双幅)」東東洋筆(京阪で活躍した四条派の仙台藩画員)
  • 21.「鉄釉天目茶碗」堤焼(仙台天目御庭焼茶碗)
  • 22.「染付松樹文茶碗」切込焼 銘「末の松山」(仙台候より拝領とあり)
  • 23.「御紋章入蓋物鉢」伊万里焼(伊達家献上物)

など、書画、工芸品を75点展示します。

慶長使節に関する印刷出版資料もご紹介

(1)「支倉六右衛門之碑拓本」(明治41年)
(2)「歐南使士支倉遺蹟 月浦餘影」小西九兵衛著(昭和7年)
(3)「支倉常長伝記 ふらいルイスそてろ略伝 合巻」鈴木省三(雨香)著(昭和3年)

お知らせと報告

★この度平成25年度文化庁「被災ミュージアム再興事業」により、東日本大地震で破損した13代藩主伊達慶邦・八代姫筆「和歌」双幅掛け軸、「弘法大師木彫」一体を修復いたしました。
★皆さまからお寄せいただいた「七福絵はがき募金」を活用して、経年のため修復が必要だった資料のうち、6件(7点)を修復いたしました。随時展示ご紹介してまいります。
★常設展示をしていた昭和10年代の真空管ラヂオ3台の内、修復により2台が音が出るようになりました。今後、ギャラリートーク後のお茶の時間にレトロなラヂオを皆さんと視聴します。
★常設展示「福島家の玉手箱」では、伊達家のたからものや、福島家愛蔵の明治の植木鉢、震災でも倒れなかった「高村光雲刻観音像」などを展示しています。

関連イベント

◆和みワークショップ「紋きり遊び」
9月29 日(日)10:00〜14:30
好評のワークショップ!今回は家紋も用意しています。(材料費300円)
◆ギャラリートークはスイーツの日
10月26 日(土)14:00〜15:30
列品解説のあとは、レトロな真空管ラヂオでお茶の時間。
(要観覧券、お茶・菓子代別途300円、事前申し込み制)
◆講演会 講師:加藤寛氏(瑞鳳殿学芸員)
「瑞鳳殿の副葬品〜舶来品から見える慶長使節の関わりなど〜」
(要観覧券、10/10より受付 先着50名)

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